2016年11月3日木曜日

資本主義のピラミッドってポピュラー?





先日「おかねについて語らう会」(会場:モモの家)で配ったポスター。
これは1911年に世界産業労働組合が作った「資本主義のピラミッド」をあしらったもの。
各層は上から
「資本主義」
「我々はあなたを支配する」
「我々はあなたを馬鹿にする」
「我々はあなたを撃つ」
「我々はあなたのために食べる」
「我々は全員のために働く、我々は全員を養う」
となっている。
このようなポスターを作る人、認識している人、このような社会構造を理解している人がいる。
日本で配ったら「陰謀論者」とか言われそうだ。
日本はあくまでも敗戦国であって、最上層の「資本主義」を支える代理店のようなポジションについている事が「この構造を教えてもらえない」という現実を支えている土台になっている。
そして、太平洋戦争より前、明治維新のタイミングで「資本主義」の思想を取り込んだ時点から「彼らのために働き、彼らを養う」ことを始めたこともこの構造に気づきにくいという現状に大きく影響しているのだろう。
だからTPPのような、まさにこの構造をより強固にするような条約に対しても鈍感になってしまうのかもしれない。
この仕組みを支える一人であるディヴィッド・ロックフェラーお爺さんは『ロックフェラー回顧録』(新潮社)の中でこう語る。
・・・
「なかには、わたしたちがアメリカの国益に反する秘密結社に属していると信じる者さえいる。そういう手合いの説明によると、一族とわたしは“国際主義者”であり、世界中の仲間たちとともに、より統合的でグローバルな政治経済構造を-言うなれば、ひとつの世界を-構築しようとたくらんでいるという。もし、それが罪であるならば、わたしは有罪であり、それを誇りに思う。」
・・・
彼を始めとする資本家ネットワークが各国政府および関連機関、メディア、教育、医療、軍事、インターネット、その他、世界を支える主要な機関の全てを手中に収めている今、このような言葉を包み隠す必要はなくなっている。
バレたところで、誰がこの構造を覆せるというのか。
反対するのは簡単だ。
でも、結局みんな、私たちのお世話になっていて、自分たちなりのシステムを作って自分たちで管理するなんてことをしようとする人間はいないじゃないか。
せいぜい「もっといい餌をくれよ!」「安全をくれよ!」と叫ぶだけじゃないか。というような事を、言っている。
そのとおりかもしれない。
資本主義社会にとってかわる人間関係を作る模索、実験、実践をすること。
誰かのやっていること、言っていることに反応したり評価を下すだけでなく、意思表示するだけではなく、「実際につくる」ということを、もっともっと大事にしたいと思う。
戦争を望まないなら、9条に頼るだけでなく、平和外交のような隣人との対話の実践、戦争のようではない議論の場作り、贈与の意識と愛による経済、助け合いの地域づくりの実践、共同作業によるものづくり、実践していきたい。
「いやいや今まで完全任せっきりでしたねー。」
とか言いながら、手前味噌で作った味噌汁を前述の翁と一緒にすすりたい。
昨日のテーマは「しほんしゅぎってなんだったっけか?」
脳内に漢字を入れることすら難しい人もいる。
そんな人を置いてけぼりにしないコミュニティ。
情報を持っている人が、持っていない人を見下さないコミュニティ。
無関心層といった「括り」「レッテル」で人を裁かず、排除もせず、攻撃せず、誰でも安心して輪に加われるような語らいの場として「おかねについて語らう会」を続けていこうと思います。
昨日は参加者から
「フェアトレードについての話ならできるよ」
「安保闘争後に生まれたコミューン、部族の経済について語れるよ」
「ギフトエコロジーを紹介できるよ」
といった声が上がってきました。
おそらく次回以降、こういった「新しい実践」につながる話を持ち寄り合うことになっていくと思います。
ちなみに、この「おかねについて語らう会」の主催団体「モモのがまぐち」は、自分たちで作った本「つながりのなかで はたらき まなび あそぶ」の売上を6年間貯め続けて作ったコミュニティバンク。
小さな仕事、小さな活動を支えるための無利子少額融資&カウンセリング&事業サポートをしてきました。
これからは、ブログなどを通じて、知っていること、考えていることを、より一層噛み砕いて、伝えていこうと思います。