2018年5月8日火曜日

産着染め。習うより慣れてリサイクル。


春の土用が開けて、5月5日子ども日は産着を染めた。

胎内の子に対しては「これから生まれてくる」って感覚よりも、「今ここにいる」っていう感覚のほうが強い。

もちろんこれから子宮を出て、産道を通って、こそ「生まれてくる」ということになるんだろうけど、「すでにここにいるじゃん」と思うし、僕は僕なりに会話を始めている。

こちらから話しかけるということもあるけど、(結構日常的にしている)
話しかけられているというか、何かエネルギーを向けられている、エネルギーを送られていることを感じることのほうが多い。

あと、この子に状況を創られているという感じもある。

自分がいる世界がどんなだといいか、とか、子宮から出てきた後の世界がどんな感じだといいか、というのを分かっていて、その状況を作るために僕が動かされている感じがある。

女王蜂の願いに忠実に動く蜜蜂みたいな感覚になってきた。

そういう、心地よさのある、「動かされている感」とか「鍛えられている感」がある。

心地よさのある、っていうところはポイント。

自己犠牲とは、そこが違う。

生命の為の貢献、健やかさや、安全や、安心のある世界の為の、心地よさが伴う貢献。

そういう爽快さがありつつ、日々、精神的にも肉体的にもガチで筋肉痛になりながら、汗をかいている感じがある。

今まで乗り越えることを先延ばしにしていたハードルを越えさせられてたりもするかな。

時代を切り開くのは次の世代だと思っているし、次の世代が望むことを嗅ぎ取って、そこに貢献することは、ミスティックで未知で意味不明で不可思議なところもあるけど、嫌いじゃないワークだなと思っている。

で、今までも胎内で居る時用にと思って腹帯を染めたり、マタニティ服を染めたりしてきたけど、子宮から出てきた後に纏う服をしっかり染めたのは今回が初かも。


オーダーメイドのときのように、着る相手に意識を向けて、見えてくるもの、感覚の中に湧いてくるものにつながって手を動かしていく。

見えたのは、漆黒のような深い藍色の空に光る太い稲妻。

で、こんな風に染めてみた。









男か女かわからないけど、薄暗い空に光る稲妻みたいなエネルギーを、僕はこの子から感じ取っているんだな。ということが、染めをしてみてわかった。

で、5月6日に、また2着染めた。

夏は汗かきまくるだろうし、うんこやら何やらにまみれることになるだろうから、着替えはたくさんあったほうがいいよね。

ということで、友達からもらったお下がりの産着を染めた。

赤と黄色。

下を黄色にしたのは、うんちと混ざってもきれいかなと思ったから。

そして袖口には少し藍を入れた。

これは袖から邪が入らないように、虫除けと魔除けの意味を込めて。

やってて、アイヌのおばあが子どもや孫の為に袖口に御守の意味を込めて刺繍をいれたくなる気持ちがわかった。









で、ここまでやって、、子どもが2、3歳になった時、生後すぐの頃を振り返って、こう言いそうだと思った。
「どの服もよかったんだけどさ、なんか父ちゃんの趣味の服ばっかりだったよね。ほんとはシンプルな無地が好きだったんだよね。」
とか言われそうだ!と思ったし、これが、俗に言う親ばかなんじゃないか!と思って、無理やり親の趣味で子ども服を着せて町を歩く親子を見て「イタイなー」と思っていた事を思い出した。

で、3着目は無地にしてみた。






いいねー。
俺が着たいくらいだ。

で、「こんどは俺が着たい服を作ってんじゃん」ということに気づいた。

そういう堂々巡りを、この5月以降はしていくことになるでしょう。

産着、肌着、布おむつ、おくるみ、枕カバー、赤子布団などを染め続けるでしょう。

そして、子ども服を縫製からやっていく作業は、とりあえず、先送りにします!

なぜなら、、生後から何歳かまで、数ヶ月ずつしか着ないでタンスの中に眠っている子ども服がめちゃめちゃたくさん世の中に存在していることがわかったから。

新たに作るより、リサイクルしたいです。

ないものを作るよりまずは、あるものを大事にしたい。

そして、うんちやよだれやごはんなどの染みを、美しい染めでアップサイクルしたい。

そして、既成の子ども服に丁寧に手で触れて、ゆっくりじっくり染める作業をすることで、子ども服の素材感覚や、縫製やパターンの機微を体感する時間をとりたい。

いちから作るのはそれからかな。

まずは「習うより慣れろ」

パターンが載っている本を買おうとも思ったけど、まずは触ります。

子を産湯につけるまえに、まずは産着をタライの中でくゆらせる日々の中で、これからの生活と仕事を見つめ直してみます。

冨貴工房としては、
産着のリサイクル染め
布おむつ染め
おくるみ(枕カバーと兼用可能)染め
腹帯(多彩に利用可能)染め
をしていきます。

興味ある方は冨貴工房(fukikobo@gmail.com)までご連絡くださいませ。

詳しくはまたお知らせします。


http://fukikobo.blogspot.jp/