2018年7月2日月曜日

庭の再生、手仕事の再生


今年に入ってから、伊丹にある15年間空き家になっていた場所の再生をしている。


庭全体を「大地の再生」によって水や風の流れを通しつつ、6月は玄関サイドの整備に取り掛かり始めた。

よくある玄関周りの松って、ちょっと窮屈そうよね。

大地の再生やるようになってから、地中の根っこが透けて見えるような感じになってきた。

地表を鏡のようにして、上に出ている部分と下に隠れている部分が対になっている。

松の葉っぱが枯れかけていたり、枝に葉が付かなくなっている時、地中でも根が詰まっていたり、呼吸できなくなっていたりしている。

アスファルトやコンクリート、踏み石などによって根っこが窮屈になっている感じ。

こういう時、「側溝」を掘ったり「点穴」を掘ったりする。

今回は、点穴を掘った。





















ここからガスが抜ける。

土が呼吸する。

土壌微生物が呼吸する。

根っこに空気と栄養がいくようになることを期待して、穴を掘る。

そしてそこに、隙間ができるように炭を入れる。

炭は微生物の住処にもなる。


踏み石の周りも、土がカピカピになっていて、呼吸ができていない感じだったので、細い側溝を掘って、炭と枝を入れる。




そして踏み石の周辺を掘っていたら、でっかいコンクリートの板がたくさん出てきた。

よかれと思って、コンクリートをどっさり埋めていた様子。

これで松の根が呼吸できなくなっていたということがわかった。



ということで、このコンクリートをハンマーで割って、剥がして、その上に炭や葉っぱや枝を敷いて、呼吸のできる土にした。




















これで様子を見てみよう。

枯れかけている松の葉が再生してくるかどうか。

葉がつかなくなった枝に葉がつくようになるかどうか。

じっくりゆっくり観察しよう。


この日は、市川ジャンさんと二人で庭で作業とおしゃべり。

そして女子たちは家の中で染め。

この家の持ち主(住んでいた老夫妻の娘)は元々藍染めをされていた、ということ。




でも、もうずいぶん前に辞めていたそう。

でも僕たちがめっちゃ興味をもって「今度一緒にやりましょうよー」と言ったことをきっかけに、この日、一緒に染めをすることに。

糸を使った絞りは本当に繊細で丁寧。

この技術、こうやって直接受け継いでもらえるのは本当にありがたいこと。

家の中では手仕事の再生が静かに起こっていた。








そして、着なくなった服が綺麗に染め上げられて再生されていく。








あるものを大切に。

あって当たり前から、ありがたしのマインドへ。

出会いの機会、創造の機会を、意識的に創っていきたい。

ひとつひとつ、じっくり丁寧に。